MRIに挑戦!タトゥーtattoo入れ墨刺青は大丈夫か?


KANです。

「tattooがあるとMRI検査を受けられない?」

お客さんからよく聞かれます。
ブログを始めてから2年半、ずっとご紹介したかったテーマでした。
なにせ、ネット上では色々な書き込みがありまして。。。
「断られる、ムリ!」「火傷するぞ!」「いやいや平気!」
んで、実際のところ、どうなのよ?
カラダ張って試してきました、MRI。。。
すべてを赤裸々にご紹介しますので、少し長いブログとなりますが、
お付き合い下さい(_ _)

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自分、健康診断を最後に受けたのは、高校の時でして、
以来、病院でしっかりと診断してもらったことが
ありませんでした。
さすがに身体に不調をきたしても不思議じゃない歳(笑)に
なってしまいましたので、人間ドックでも…と思ったワケです(_ _)
MRIの真実も気になってたからね。。。

まずは、問い合わせの電話を。
検査の流れの説明を受けた後に、切り出してみました。
KAN「タトゥーがあるんですけど、MRIは大丈夫ですか?」
病院「あ~それですと出来ませんので、MRIのみキャンセルとなりますが…」
KAN「どうしてですかね?」
病院「刺青の色が変化したり、火傷したりしますので。」
KAN「色が変わったり火傷したりするリスクは承知してます。
それでも構いませんので、MRIもお願いできますか?」

病院「少々お待ち下さい……………….。
それで了解いただけるのでしたら、なんとか。」

というワケで、まずは検査OKとなりました。
当然ですが、検査同意書や承諾書にはサインが必要です。

そして、待ちに待った検査当日。
心電図もエコーもCTも、これらは入れ墨があっても全く問題なく、
いよいよお待ちかねのMRI検査へ。

$ストローカータトゥーの舞台裏

病院HPより拝借…m(_ _)m
こんな機器でした↑
担当技師の方に、自分が彫師であることをお話しし、
MRIが実際どうなのか、聞いてみました。

技師の方曰く「火傷を負ったという例もあるらしいですねぇ。」
「墨が反応して、うまく撮影できないこともあるんですよ。」と、
実にあっけらかんと話してくれました(笑)
自分的には、それほど問題じゃないような印象を受けましたが、
今回のMRI検査は骨盤部ということだったからでしょうか。

いよいよスタート。
MRIのベッドに寝かされて、両手はまっすぐ下へ降ろした状態で
ベルトで軽く固定。
ラッキーにも、腰の横に両手がきてまして、
両太ももと両腕のタトゥーが強力な磁場と電波にさらされます(^_^)v
「15~20分くらいで終了しますから」とのこと。
狭いドーム状の空間の中、
ベースギターを調律しているような大きな音が響きます。
ガンガン、ブォンブォン…かなり騒がしい(笑)
ヘッドフォンをしてますので、それほど不快ではないですが。
検査が始まっても身体には特に変化なし。
5分ほどすると、腰周りがポカポカと温かくなってきた。。。
ん?これか!!!きたか!!!
ストーブの近くにいるような感覚。

tattooはどうだ???
両腕両ももに神経を集中させてみる。
ももは全体的に温かく感じるけど、腕はまったく熱くない。
むしろ、彫ってない尻が熱い。。。(笑)
両腕のtattooのインク量はかなり多いはずですが、
特に変化なし。
腰部の温かい感覚は検査終了まで続いていました。

「ハイ、終了です。どうでした?」と笑顔の先生。
KAN「平気でしたね!ポカポカあったかいんすね~」
電磁波の影響で温かく感じることがあるそうです。
「勉強になりました!ありがとうございました(_ _)」
とお礼を忘れず(笑)、無事MRI検査終了。
結論。

【TattooがあってもMRI検査は受けられた】
【ヤケドもしなかったし、色も変わらない】

ただし、これはストローカーで使用しているインクで彫ったtattooの、
KAN個人の結果です。
単純にTATTOO=イコールMRI検査OK?
う~ん微妙です。
実際、最初は断られましたし。。。

なぜか?
個人的な推測ですが、病院にとっても入れ墨によるMRIの医療事故が
ごく数件報告されている以上、できることなら行いたくないのだろうと…。
リスクを回避すべく、
ざっくりと線引きするなら、入れ墨はとりあえずダメとしておこうよ。
そういうことだと思います。
ただ、長い人生の中でtattooがあることによって、
不便を強いられることもやっぱりあるわけで、
その中で医療の面で不便があるとしたら、かなりツライと思うのです。

誠意を持って伝え、
たとえ断られても、他に検査してくれる病院は必ずある。

身をもって経験したことにより、
コレ↑は間違いなく言えます!
噂でもなく、ネット検索でもなく、
彫る側の人間として、お客さんの不安や疑問を
クリアにできることがあれば…と考え、
今回、MRI検査に挑戦してきた次第です(_ _)

何かの時に、このブログが役に立てば幸いです。
長々と失礼いたしました。

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