人を磨け。


KANです。

 

 

今月に入り、新規のお客さんを担当する機会が多く、

新鮮な気持ちで日々彫らせていただいております。

 

今日は文字タトゥー。。。

 

夫婦のタトゥー

ご夫婦で遠方よりお越しいただきました。

愛のタトゥーです^^

 

 

ミヴィダロカ

ギャングスタイルにはしたくないという

リクエストの「Mi Vida Loca」

スペイン語で私の狂気な人生、

逆説的な意味で「人生愉しむぜ」というニュアンスです。

 

 

足首の文字タトゥー

茨城よりお越しいただきました。

「Love the life you live, Live the life you love」

 

 

 

文字を彫りたい人がいれば、消したい人もいる。。。

 

飛行機のタトゥー前

アドベンチャーの文字を消しアレンジを!

とのイギリス人女性。

 

飛行機のタトゥー

イメージに近い画像を見せていただき

それに沿った背景でカバーアップ。

 

飛行機のタトゥー後

 

 

 

タトゥーを欲する気持ちはみんな同じだけど、

その表現方法は人それぞれです。

背中一面、腕一本。

はたまた小さなワンポイント。

彫られるその時は生涯忘れられない時間になりますから、

どれだけ気持ちよく良い思い出として残してあげられるか

という部分はとても大切。

 

衛生面やアフターケアのご説明、衣服への配慮などは当然として、

施術時の体勢の気配り、肌に触れる際の力加減から

清潔感、眼力、匂いまで。。。

プロとして追求しなければいけないコトはとても多いです。

 

 

タトゥーというカルチャーも

以前よりかなり日が当たるようになってきました。

自分のアイデンティティとして

自然体でタトゥーを求められる方も増えましたし、

イコール「アウトロー」の図式なんて今や過去のものです。

彫師という仕事も次のステージへ。

サービス業とまで言い切るつもりはありませんが、

職人気質を保ちながら、

お客さんの気持ちをしっかりくみ取れるスタジオでありたいと

あらためて思う次第であります^^

 

 

彫師修行中のマキ。

自彫り練習でここまで足を埋めるのは

なかなか気合がいるのですよ^^;

メキメキと上達してきました。

 

彫師Makiマキ

彫師は技の前に人を磨け。

 

20年近くこの仕事に携わってきて自分は心からそう思う。

先輩彫師から学ぶこともあるだろうし、

失敗して身にしみることもこれから多いだろう。

小手先では覚えられない人磨き。

 

その過程を陰からそっと見守り続けようと思います。