タトゥー裁判


KANです。

 

ご存じの方も多いかと思いますが、

タトゥー裁判。

大阪地裁の判決は「有罪」。

つまり彫師は医師免許無くしては

出来ないという結末でした。

 

語弊があるかもしれませんが、

何をいまさら…といった印象です。

 

 

この仕事を選んだ当時から

法律のことは理解してましたし、

「何かあればそれは世のルール」と

腹をくくって

今日も刺青に向き合っています。

 

タトゥーは芸術と言うつもりはないし、

彫師は合法だと騒ぐつもりもない。

 

世代の違いなのかな(汗)。

彫師はそういう仕事と思ってましたから、

今回の件でも

冷静に受け止めている自分がいます。

 

 

自分がストローカーを続けてゆく中で

いくつか決まりがあります。

 

未成年者は彫らない。

麻酔薬は使わない。

医薬品は売らない渡さない。

 

このラインを超えると、

もう弁解の余地がない。

 

 

SNSで今回の裁判の件を

いろいろ見てみました。

もちろん賛否両論なんだけど、

判決に不満の声を上げる一般の方々の声が

予想以上に多かったのには驚きました。

 

長く伝統文化として容認されてきた刺青を

既存の法律に当てはめて

白黒つけようとした今回の裁判。

弁護側の見解も屁理屈と

思えるところがありました(笑)。

やっぱり無理がありますよね。。。

 

新たな許認可制など

早く法整備がされるといいんですけどね。

今回の裁判はその第一歩!と

前向きに考えています。

 

タトゥーの価値って、みんな違う。

ある人にとっては

アンダーグラウンドの象徴であっていいと思うし、

またある人にとっては

生きる力になればいい。

 

必要と言ってくれる人がいる限り、

彫師は存在し続けると思う。

 

 

 

「彫師なんかつぶれちまえ」

それも結構。

「頑張って欲しい!」

そういう声も心から嬉しい。

どっちサイドの声も

今は上がってくれて良いと思います。

 

 

いい子ぶるわけじゃなく、

彫り上がった時のお客さんの顔は

本当にイイんですよ^^

 

それがホント原動力。

だから自分は体を張ってでも

彫師を続けてゆきたい。

 

 

 

判決についてスルーしたまま

平然と営業してゆくのは

あまりにも無責任じゃないかと

思いましたので

今日はKANの個人的見解になりますが、

ひとまず簡単に

お話しさせていただきました(_ _)

 

ダークな裏話は施術の際に^^;

 

 

今日も一日、

心からありがとうございました。

 

タトゥー裁判