タトゥースタジオへの質問!〜アフターケア編〜
EMMIEです。
さて、質問編もなんだかんだ4回目。
決心固めて、デザイン決めて、彫った!となれば、完成まであと少し!
「え!?タトゥーって彫ったら完成じゃないの!?」
そう、じわじわと響く痛みに耐えて彫り終わったタトゥー、実はここからが本番!
今日はアフターケアについてです★
こちらもまずはアフターケアの方法と、過去のブログ記事を載せておきましょう。
★AFTER CARE
★これだけ守れば綺麗に治せる、タトゥーアフターケア3つのポイント
★アフターケアは保湿が大事。。。
さて、タトゥーを彫り終わったあとの肌は要するに「怪我をした状態」。
ですので、すり傷を負った時と同じように、タトゥーも下記のように治癒をいていきます。
(1)施術直後
皮膚に傷をつけているので、僅かに出血があります。
ここで血液内の血小板により止血が行われます。
(2)術後24~72時間ほど
白血球などの細胞が傷表面についたゴミや細菌をきれいにしていきます。
この際、タトゥー(傷)の周りが赤く腫れたり、熱を持つことがあります。
(3)術後3〜5日ほど
傷表面の体液が乾いて、使用したインク色のかさぶたが形成されます。
この下では切れた血管から新しい毛細血管が伸び始め、どんどん新しい皮膚が作られていきます。
(4)術後〜2週間ほど
新しい皮膚が形成されると、徐々にかさぶたが取れていきます。
出来立ての新しい皮膚はまだテカテカとしており、その下の皮膚内部はまだ完全な状態でないことがほとんどです。外部からの刺激に弱いので注意をしましょう。
(5)術後1ヶ月以上
新しい皮膚が定着し、皮膚内部もほぼ元どおりに落ち着いている頃。
しっかり元通りになるにはもう少し時間を要しますが、あとは特別なケアを必要としませんのでここを持って【完成】としています。
では、これに沿ってアフターケアのポイントを説明していきましょう(°▽°)!
(1) →血流が良くなる行為は避けて!
施術を終えたあとは、血小板による止血をしただけの状態!
この時に
・飲酒
・運動
・湯船に浸かる
等の血流が良くなる行為をすると、せっかく止まった血がまた出てしまうので注意が必要です。
(2) →ガーゼの貼りっぱなしはNG!
施術後はお召し物が汚れないようにガーゼを当ててお帰りいただくのですが、止血後も体液が出ています。
傷が治りにくくなる原因の一つが、「乾いた体液をガーゼと一緒にベリッと剥がすこと」!!
特に乾燥しやすい冬場や冷暖房の効いた室内では乾くのがあっという間です。
「術後2〜3時間で取ってください」とは伝えていますが、なるべく早めに取っていただくか、お風呂などで湿潤させて刺激が少なくなるように剥がしてあげてください。
(3) →かさぶたを『育てる』!
かさぶたができるととにかく
かゆい
かゆい!!
かゆい!!!!!!
ぼりぼりと掻いてしまいそうになるんですが、ひっかいて傷を増やしたり、かさぶたを無理やり剥がしてしまうと、傷の治りを遅めるだけでなく、タトゥーの色飛びの原因となります(~_~;)
また、「かさぶたが割れる」のも天敵(-。-;
乾燥下での放置はなるべく避け、ワセリンやボディクリームなどで保湿してあげてください。
(4) →秘技、『ラップ巻き』!
かさぶたがペリペリと少しずつ剥がれてきますが、この時も無理やり剥がさないであげてくださいね!
なるべく自然に剥がれ落ちてくれるのを待ちましょう。
こんな感じにペリペリになってきます。
(見習い時代のお恥ずかし〜い脚ですがご容赦を(- -;))
もし「期間的にはもう治ってるはずなのに、なかなか剥がれない頑固なかさぶたがある…。」と思ったら。
そんな時はサランラップで上から覆って1日くらい過ごしてあげると、後でスルッと取れていたりします。
この時も保湿が大事ってことですね♪
(5) →突き直しは術後1ヶ月以上あけてから!
皮膚表面が治っているように見えても、その下はまだ不完全。
「色飛び」等が気になっていても、突き直しはどうか1ヶ月以上あけてからお問い合わせください(><)!
ストローカーで担当させていただいたものは永久保証。
突き直しはずっと無料で対応しておりますので、じっくりしっかり傷を治して、ご相談いただければと思います(*^^*)
「タトゥーって入れるのは数時間でも、完成まではほぼ1ヶ月なんだよ」と言うと、タトゥーに縁がない人は結構驚きます。
私自身、痛いことは想像していたし、傷をつけてインクを入れることも知識としては知っていても、
タトゥー = ケガと同じ傷
という認識、お恥ずかしながらタトゥーを彫るまで一切ありませんでした(-。-;
傷と同じだよ、というと
「消毒した方がいいですか?」
「毎日何か薬を塗ったほうがいいですか?」
というお問い合わせもいただきますが、水で洗い流し、清潔に保ち、必要であれば保湿をしてあげるだけで十分ですm(_ _*m)
しかも、現代医療では傷を乾燥させるのがもはやNG!
体液が乾燥して固まることで形成されるかさぶたすらもダメなんだそうで、今時はみんな体液に含まれる細胞のみで治癒する湿潤療法が主流なんだとか。
なので、その体液に含まれる良質な菌も消してしまうマキロン消毒も推奨されていないんですって。
当スタジオでも一部小さいサイズや治りにくい部位の方を対象に、海外のタトゥー業界ではもう常識ともなっている「フィルムドレッシング」による湿潤療法を取り入れています⭐︎
かさぶたを作らずに治すので、上記のようなアフターケアは一切必要なしという優れもの。
じゃーん。
ついでにこれを持って歩いていた私も撮ってもらいました(笑)
次の機会にはこれを用いてみようと思っているので、経過をご案内できたらと思います⭐︎
アフターケアを制するものこそ、真のタトゥー愛好家ではないかと思います( ̄ー+ ̄)
ぜひぜひタトゥーを育んであげてくださいね!
今日はこの辺で_φ(_ _*)
では⭐︎