コンビニエンスなtattooは無い。

コンビニエンスなtattooは無い。

KANです。
刺青の長い歴史の中で、たった10年ほどですが、
この業界に身を置いてみて、
ずいぶん変ってきたなぁ。。。と最近思います。
自宅で色々な彫師の作品を見比べる事もできるし、
直接出向く事なく、メールで質問もできる。
便利な時代です。
でも、そんな時代の中でも彫師のするべき仕事というのは
まったく変っていない。
「その人にとって最高のモノを彫りあげる」
この一点に尽きるのは、今も昔も変わりません。
あるモチーフがあって、こんな感じに仕上げたいという
リクエストがあった場合でも、
やっぱり彫師としては様々な葛藤があって、
「お客さんの言う通りに彫るべきか…」
「その中に自分のテイストを入れるべきか…」
「はたまた作品としてアーティスティックな部分にこだわるのか…」
何百人、さらには千人単位の施術を経験している中で、
時として、自分の頭の中で勝手に大いに悩んでいたりする(笑)
やっぱり基本姿勢としては、
彫りたい雰囲気をお客さんは伝え、彫師は察し、
その人の表情やオーラみたいなものを増幅させてカタチにする。
そうありたい。
人生のその一瞬一瞬で、人間って思う事も感じることも違うと思うから
顔付き合わせて、ディスカッションできたら良いかなと。。。
そういった意味では、アナログで人間くさい作業を
これからも大事にしていきたい。
そう思います(_ _)
ストローカーでしか味わえないtattoo。
これって大切ですから(^_^)v
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆