Present for you

こんばんは!HARUです。

 

 

 

八月頃から自分の足に彫りの練習をしておりましたが、
先日行われた彫りの試験に無事合格し今月から友達の肌を借りて彫りの練習に勤しむ毎日です。

 

 

 

これをきっかけに数年ぶりに会う友達や、遠方から来てくれたり、バイト終わりに毎週来てくれる友達などなど…

 

忙しい中皆さんありがとうございますm(_ _)m

コロナ禍もあり、希薄になっていた人との繋がりなら大切さを改めて実感しました。

 

 

 

友達彫り練習

 

さて、いざ人の肌に彫るとなると自分の足とは大違い。

 

 

 

彫り方はもちろん、

自分が彫りやすい体勢優先になってお客さまはきつい体勢になってないか?や、

衛生管理の説明はきちんと自分の言葉でわかりやすく噛み砕いて説明することができるか?等など、

練習のたびに気づき、学ぶことがたくさんです。

 

 

 

その中でも、これから彫師になるにあたってとても大事な事だと強く感じた事があります。

 

 

それは

 

 

 

「誰かにプレゼントを贈るように絵を描く(タトゥーを彫る)」

 

 

 

これは、以前観たとあるイラストレーターさんのYouTubeで出た言葉です。

 

動画の内容自体は、どうやったら有名な絵描きになれるのか?という内容だったのですが、

 

大切なのは大勢に認められる絵を描くことを目的とするのではなく、まずは一人の人を満足させれる絵を描くことに真剣に向き合うこと。

 

 

これはタトゥーでも同じ事が言えると思います。

というより、タトゥーこそこの考え方、姿勢がとても当てはまり、大切な事だと思います。

 

 

 

今はSNSが普及し、フォロワーの数やいいねの数で彫師やタトゥースタジオを選ぶことも多いかと思います。

 

なんなら自分もそうでしたし、自分も弟子入り前は有名な彫師になりたいと思っていました。

 

 

 

そんな中、ストローカーに見習いの応募をする前に読んだKANさんのブログで、

 

 

彫師はアーティストではなく職人であり、彫られたいという人が居て成り立つ仕事である。

SNSの評価ではなく一人一人のお客さまを満足させれなければ意味がない。

 

 

という内容のブログがあり、それを読んでハッとした自分がいます。

そしてストローカーの見習いにに応募を決意した理由の一つでもあります。

 

 

 

 

見習いになってから、雑務はもちろん、打ち合わせや下絵を描いたりと慌ただしい毎日。

 

忙しいというのを理由に一人一人のお客さまときちんと向き合えていたか?
と自分を振り返ってみると100%向き合えていなかったのでは?と反省する事がいくつか思い当たります…。

(かといって決して適当にしていたわけではありません。)

 

 

 

 

なぜこのような事を思ったかというと、

 

友達彫りにて、打ち合わせからデザインから施術まで全て一貫して自分でやるようになり、

施術が終わった後に「ハルちゃんに彫ってもらえてよかった!」という言葉をいただくことがありました。

 

その瞬間に、イラストレーターさんとKANさんの言葉を思い出したのです。

 

 

 

技術で言うと、半人前どころかまだまだ彫師と名乗るには程遠いものではありますが、

デザインは相手の方と打ち合わせや会話を重ね、その人の人柄だったりタトゥーのモチーフにまつわるエピソード等を取り入れ、世界に一つ且つ思い入れのあるタトゥーになるように努めておりました。

 

 

 

それこそ、まさに相手にプレゼントを贈るような気持ちで。

 

 

この姿勢はこれからの彫師人生において決して忘れることのないよう大事に胸に刻んで行こうと思います。

 

 

 

 

ただ、その気持ちがひとりよがりになってしまうのはまた別の話。

 

こちらから、このタトゥーの意味は?入れたいと思った理由は?等聞くのは、野暮なことなので詮索はしません。

 

お客さまの中にも人には言いたくない想いなどがあるかと思いますし、それを察するのも彫師として大切な事だと思います。

 

もし何か意味合いや取り入れたい要素があるのであれば一層お客さまに寄り添ったデザインを描くことが出来ますので、言える場合はぜひぜひ遠慮なくお申し付けくださいね^^

 

 

 

お客さまを彫らせていただけるようになるにはまだまだ練習が必要ですが、練習だから友達だからと気を緩めず、一人一人真剣に向き合いより良い彫師になれるよう頑張ります!

 

友達彫り練習

では☆