彫師見習い応募の心得。。。
KANです。
今日は辛口ですよ、しかも長い。。。笑
年が明けて彫師見習いの応募が増えてきました。
ですが正直なところ、ほぼ全員なんとも難しい状況。。。
今日は応募の心得をまとめてみます。
募集要項は>こちらのページですので、
それに沿った形で説明しますね。
・年齢20~27歳位まで
募集人数は1名もしくは2名
■これについては、特に説明は必要ないかと思います。
勤務地につきましては横浜スタジオになります。
・アシスタント見習いは経験不問
将来ストローカー専属彫師として長く在籍してくれる方
■経験不問ですが、タトゥーを彫った経験があるほうが良いと思います。
独特の痛みへの相性もありますし、根本的な好き嫌いもありますよね。
どこかのスタジオで彫ってみたり、彫師にいろいろな話を聞いたり,,,
それからでも遅くないですから、まずはタトゥーを体験してみてください。
■それと見習いをタトゥースクールのように捉えている方がいらっしゃいます。
うちで教える技術ノウハウは、あなた個人のものだけではなく、
ストローカーに来てくださるお客さんの為のものでもあります。
教えてもらって独立を,,,と考えるなら、ストローカーの募集趣旨と異なります。
うちで仕事をしてくれる方に限らせていただきます。
給与をもらって下積みすることとスクールは違います。
もちろん割り切った形が良ければ、
スクールとしてお教えすることもできますので、お問い合せください。
高いですよ^^。
・絵を描くこと、デザインすることに真摯に取り組める方
面接の際は紙と色鉛筆等、画材で描いたものをお持ちください。
iPad等で描いたデジタル作品のみは不可。
※絵の描き込みを重視します。即席デッサン、クオリティの低い雑な絵は受け付けません。
■ここ重要!
応募の皆さん、とにかくみなさん絵が雑です。
自分たち彫師は、絵のクオリティや描くことへの熱量には敏感です。
はっきり申し上げてその程度の絵では話になりません。
応募する際の絵は、いわば履歴書であり名刺です。
時間をかけてしっかりと描いたものは分かりますし、
逆に手を抜いた絵は1秒で見抜けます。
それができないなら彫師に向いていません。
だって彫師は彫っている以上の時間を絵に費やしていますから。
上手い下手というより、好きか嫌いか?
描いた絵はご自身の鏡ですよ。
・一般的な社会経験があり、常識のある方
学生不可
■就職活動の一環なのでしょうか、大学生の応募も少なくありません。
気持ちはわかりますが、せっかく大学まで行ったなら
まずは企業に勤めてみてからでも遅くないですよ。
名刺の渡し方や礼節などなど、社会人マナーも教えてもらえるし、
長い人生とても良い経験だと思うのです。
就活にあぶれて彫師でも,,,という空気感は面接でわかっちゃいます。
彫師は社会人より大変ですよ。
寝る間を惜しんで絵を描くので、残業も日常です。
余談ですが、ストローカータトゥーは
設立26年の法人ですので、社会保険完備です。
・元気があり、人と接するのが好きな方
■コレも大事。元気のない奴にお客さんの一生ものを預けるわけにはいきません。
エネルギーが溢れ出ている人がストローカーは好きです。
・協調性を持って仕事に従事できる方
■個人プレーに走りがちなこの職業ですが、それが好きならうちは合いません。
ありがたいことにストローカーは多くのお客様に恵まれています。
それは20年、彫師たちが積み重ねてきた信用があるからです。
若さゆえ、すべて自分の成果だと思いがちですが、
恵まれた土俵の上、みんなのサポートがあって
成し得ていることを理解しなければなりません。
ざっくりとですが、辛口に説明させていただきました。
…で、面接の際どのくらいのレベルの絵を持っていけば良いの?
というお話。
今日は特別に彫師ハルの作品をお見せします。
↓こちらが面接の際に見せてもらった絵たち。
スマホに取り込んでいた絵たちは250枚くらいありまして、
これはほんの一部です。
どれもやっつけで描いたものでないのは、
みなさんも感じていただけるかと思います。
「正式採用の前にスタジオに来て、色々と絵を描いてみようか」
という話になり、
その時描いた絵の一部が↓こちらになります。
生まれ持った才能があるから…とか
彼女は特別でしょ…とか、
みなさん感じ方はそれぞれですけど、
彼女は10代の頃から努力していたはずです。
あきらめることなく。。。
チャンスはみんなに平等にあるものだけど、
それをつかむかどうかは
やっぱり熱量(気合い)だと思うのです。
こいつよりも上手くなってやる!
そんな気持ちがないとやってられませんよ。
本気で彫師を目指すなら、
今から絵を描き始めたほうが良いです。
例えばプロのギタリストを目指して師事する場合、
楽譜が読めてギターが弾けなければ話になりません。
師匠は初心者ギター教室の先生ではないわけです。
例えば海外ツアーコンダクターを目指す場合、
英語を話せるのは必要条件で、
英会話をイチから教えますよとはならないですね。
本気なら自宅で絵の勉強をするとか
タトゥー下絵を描きこんでみるとか,,,
最低限そういったベースが必要なんです。
こういう次元から話をしなければいけない、
自己努力が足りていない人がとにかく多くて、
彫師ってそんな簡単じゃないよと残念な気持ちになります。。。
どこのスタジオもしくは彫師に師事して始めるかは、
一生に関わる問題なのでじっくり考えてください。
※彫師はつぶしがききません^^;
うちの特徴といえば創業20年、まじめにやってきた証です。
彫師歴20年以上1名、15年以上2名、若手3名。
幅広く勉強できるので成長のスピードが違います。
横浜スタジオ、東京町田スタジオ、バンコクスタジオ。
いろいろな世界が見られると思います。
直接話が聞きたければ
いつでも時間を作りますので連絡ください✨
みんな、がんばれ!
お問い合わせはお電話&メールにて受け付けいたします。
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