マリア・スカルと桔梗・フェザーのリアルスティックタトゥー
SHUNです!!
本日は、
リアルスティックタトゥー◎
知っている方も多いと思いますが、
リアルスティックタトゥースタイルと言うのは、
写実的に現実味(リアリティー)を、
タトゥーで表現した手法になります。
文字通りではあるのですが、
人の皮膚の毛穴までタトゥーで表現したり、
ヒゲや髪の毛の一本一本、
血や液体のドロドロとして光沢のある感じなど、
複数のカラーインク、
何段階にもトーンを分けた黒のインク、
細い針から太い針まで多数の針と、
彫り方を変えたり色々な技を駆使する奥の深いスタイルです。
自分も最近彫らせて頂いた、
リアルスティックスタイルのタトゥーを、
ご紹介致します。
二の腕に、
有名なマリア様の絵を。
濃い色の布の部分と、
白い布の部分。
また影になる部分と、
複雑な顔の影になる部分。
黒のインクのトーンを、
数段階で使い分け、
しっかり計算して彫り上げています。
今は彫りたてて黒っぽい印象で、
背景と濃い色の布の部分の境が、
分かりづらいかもしれませんが、
絶妙にトーンを変えていますので、
落ち着いた頃に、
しっかりと輪郭を捉える事が出来ると思います。
最後に明るくなるであろう部分に、
白いインクでメリハリを付けてあげると、
更にリアリティさが増します。
どんな細かい質感も、
最後までぬかりなく仕上げさせて頂きますよ◎
腰に、
桔梗の花に囲まれたスカル。
二回に分けた施術でしたので、
落ち着いた部分と、
彫りたての赤みがかった部分とがありますが、
花の重なる影になる部分や、
影になる部分の距離、
スカルとの位置関係等、
緻密な計算でデザインさせて頂きました◎
男性の腰まわり一杯の大きさなので、
圧巻ですね◎
A4大サイズで7時間程の施術時間です。
また、
次回作のお話も頂いていますので、
全体的に落ち着いた表情と合わせて、
改めてご紹介したいと思います。
女性の二の腕に、
フェザーと筆記体。
今月はカバーアップ月間と言う事もあり、
ご紹介させて頂きました。
元々入っていたものは、
色が殆ど抜けてしまって見えなくなっていた為、
柔らかい質感のフェザーでカバーを試みましたが、
ケロイドになってしまっている所は、
お分り頂けるように、
少しだけ目立ってしまいます。
かと言って、
黒っぽい羽でカラスっぽくなるのも嫌だし、、、
黒っぽい羽にしても、
ケロイド状の皮膚の凹凸までは、
カバーする事が出来ませんので、
優しい印象のフェザーで仕上げさせて頂きました◎
元々入っているタトゥーの色が濃い場合、
このような柔らかい印象の暈しがかかるデザインでは、
カバーする事が難しいです。
上に被せる新たなデザインも、
濃いカラーを入れないといけなくなったり、
デザイン自体にも制限がかかる事があります。
ただ、
フェザーを黒っぽい羽にする、
フェザーの位置をずらして、
フェザーの影になるような背景に馴染ませる等、
リアルスティックスタイルのタトゥーでも、
カバーアップさせる方法はいくつかございます◎
カバーアップ月間、
残すとこ10日です。
まずは、
お気軽にご相談下さいね◎