和彫り般若と蛇(カバーアップ編)
Posted on
2019年8月25日
KANです。
今日は和彫りでのカバーアップのお話。
こちらの男性、
上腕にあった般若をカバーアップし、
新たに般若と蛇を彫りたいとのリクエスト。
彫った部分の皮膚がぽっこりとケロイド状態に。
肌に相当なダメージが残っている様子でした。
この凸凹はさすがに治せないのですが、
なるべく自然に隠せるよう配慮させていただきました。
綺麗にカバーアップするためにはコツがあります。
元の柄と新たな柄のサイズの差が大きいほど
無理なく綺麗にカバーアップできる確率が高くなります。
500円玉サイズのいたずら彫りを
同じサイズでカバーアップするより、
スマホサイズのデザインでカバーアップしたほうが
より自然に無理なく隠すことができる^^。
デザインの自由度が高まるというわけです。
もちろん元の柄の濃さや位置、デザインなど
条件次第では同じくらいのサイズでも
できる場合もありますけどね。
話を戻します。
胸のタイコ部分は自由に彫らせていただきましたが、
元の柄は岩でカバーアップ。
デザインの一番の見せ場である上腕中心。
なかなか思い通りの構図にならず苦労しましたが、
気に入っていただけて安心しました^^
ストローカーを選んでいただき、
ありがとうございました。
さて自分、
30日までバンコクスタジオ出張中。
日本に比べて格段に暑いということもなく、
快適に日々彫りの仕事をこなしています。
今回は「バンコク旅行のついでに」と
お寄りいただいた日本の方が多く、
日本と変わらないスタジオの賑わいです。
先月は生レバーを食べて
10日間ほど悶え苦しんだので(笑)
今回の食生活は安定の和食メイン。
今週は少しだけ時間が取れそうですので、
下絵を順番に仕上げていきます。
お待ちの皆さん、今しばらくお待ち下さい。