和彫り般若と蛇(カバーアップ編)

KANです。

 

 

 

今日は和彫りでのカバーアップのお話。

こちらの男性、

上腕にあった般若をカバーアップし、

新たに般若と蛇を彫りたいとのリクエスト。

 

彫った部分の皮膚がぽっこりとケロイド状態に。

肌に相当なダメージが残っている様子でした。

この凸凹はさすがに治せないのですが、

なるべく自然に隠せるよう配慮させていただきました。

 

般若蛇の刺青

綺麗にカバーアップするためにはコツがあります。

元の柄と新たな柄のサイズの差が大きいほど

無理なく綺麗にカバーアップできる確率が高くなります。

 

500円玉サイズのいたずら彫りを

同じサイズでカバーアップするより、

スマホサイズのデザインでカバーアップしたほうが

より自然に無理なく隠すことができる^^。

デザインの自由度が高まるというわけです。

もちろん元の柄の濃さや位置、デザインなど

条件次第では同じくらいのサイズでも

できる場合もありますけどね。

 

般若刺青

話を戻します。

 

胸のタイコ部分は自由に彫らせていただきましたが、

元の柄は岩でカバーアップ。

デザインの一番の見せ場である上腕中心。

なかなか思い通りの構図にならず苦労しましたが、

気に入っていただけて安心しました^^

 

ストローカーを選んでいただき、

ありがとうございました。

 

般若蛇の刺青2

 

さて自分、

30日までバンコクスタジオ出張中。

日本に比べて格段に暑いということもなく、

快適に日々彫りの仕事をこなしています。

今回は「バンコク旅行のついでに」と

お寄りいただいた日本の方が多く、

日本と変わらないスタジオの賑わいです。

 

先月は生レバーを食べて

10日間ほど悶え苦しんだので(笑)

今回の食生活は安定の和食メイン。

 

今週は少しだけ時間が取れそうですので、

下絵を順番に仕上げていきます。

お待ちの皆さん、今しばらくお待ち下さい。