タトゥーの色について、5つのマメ知識
KANです。
今日はタトゥーの色についての豆知識を
ご紹介しようと思います。
【色は何種類あるの?】
インクは各メーカー50〜70種類くらい
ラインナップされています。
様々な中間色もリリースされていますし、
今はイイ時代になりました。
絵の具と同じように混ぜて色を作ることが出来ますので、
無限と言って良いと思います。
色鉛筆のような金色銀色はありませんが、
タトゥーとして代替色を使い、表現することは可能です。
【治ると色がくすむ?】
タトゥーが治ると、表皮が再生されますので、
その分、彫りたてよりも発色が落ちるのは否めません。
↓こちら施術直後の状態。
↓2週間ほど経った状態です。
彫りたての鮮やかさが若干ひいているのが
お分かりいただけるかと思います。
経験から申しますと、年数と共に発色も落ち着いてきます。
ただ退色して色が無くなってしまうことは、まずありません。
地黒または日焼けした方より、色白の方のほうが発色が良い。
欧米人のタトゥーが鮮やかなのも、納得ですね。
【色選びに迷ったら?】
色で迷う方、やはり多いです。
↓これは色相環と言いまして、色を波長順に円環にしたもの。
隣同士の色を選べば、全体的にまとまった色合いになりますし、
反対色の組み合わせは、コントラストが効いたインパクトある配色になる。
↓これは胴と翼は反対色、翼2段は近隣色という組み合わせですね。
↓色相環でみると三角形の色のスワロー。
色の組み合わせやグラデーションまでは
お客さん自身で決められないですよね?
じゃあどうするか?
彫師からオススメする場合もあるのですが、
ご自身で決めていただきたいのは、まず「主色」。
「ピンク系」「ブルー系」などなど。
例えば「薔薇と蝶のタトゥー」なら、
どちらか優先したいモチーフの色を決めると
それに合わせた色の提案ができます^^。
どこのスタジオでも彫師がしっかりと
アドバイスしてくれると思います。
【インクの成分は何?】
色の粒子である顔料にアルコールと精製水、
さらにグリセリンを混ぜたものです。
特に外国人のお客さんはインクにも敏感でして、
「中国製はやめてくれ」とか「このメーカーは使っているのか」とか
しっかりと言ってきます。
ストローカーでは中国製インクは使いません。
成分を公表している欧米メーカーのものを使用しています。
詳しくは過去ブログを>>こちら
実はメーカー推奨の使用期限というもあるのですよ。
おろそかにできない点です。
【渋いカラーある?】
カラーにしようか、ぼかし(ブラック&グレイ)にしようか
迷う方って、意外と多いです。
ブラック&グレイの渋さは捨てがたい。
けどカラータトゥーにも挑戦してみたい。
そんなところでしょうか^^
先程お話したとおり、色は無限。
希望に合わせて作ることが出来ます。
黒を効かせることで、明度を抑えた色合いも可能。
赤だってグッと渋くなります。
また、インクを精製水で薄めて、
淡めに仕上げるということも出来ます。
このへんのサジ加減は、お客さんとの打ち合わせで
どの手法を使うかを決めることが多いです。
イメージと違ったとか、
色が気に入らないとか、、、
事前のしっかりとした打ち合わせと
彫師の最低限の技量があれば、
納得できるタトゥーが仕上がると思うのです。
一生モノであるがゆえに妥協せずに挑みたいですよね。
そのためにも知っておくことって
結構大事だったりします^^。
素晴らしいタトゥーに出会えますように☆