炎三昧

ちひろです。

 

先日仕上がった不動明王。

 

仏教と、インド神話が、頭の中で

いつもごちゃごちゃしてしまうのですが、

最終的につながっているんだと

感じながら描いています。

 

背負っている火炎は『迦楼羅炎(かるらえん)』と呼ばれて

インドの神話の迦楼羅天(鳥類の王)そのものだと言われています。

 

資料として集める木彫りなどの不動明王像でも、

よく見るとクチバシのようなものが彫られていて。

 

不動明王

 

今回の絵では、火の鳥のような表情を描いています。

 

特に、背景に時間をかけた作品です。

 

こちらは、地獄の絵。

 

地獄絵図-餓鬼

 

リクエストから、お客さんが大好きな時代劇、

【必殺橋掛人】の、布の柄をモデルに描きました。

 

必殺橋掛人

 

そして、この絵をたどると、

これは国宝、地獄草紙・餓鬼草紙の絵です。

 

地獄絵図って言葉をよく使っていたけど、

地獄ってなんだろう、どんな所だろう。

 

 

地獄の世界は階層構造になっているそうです。

 

何千年もかけて、、、

本当に怖い。