彫師の相棒

彫師の相棒

KANです。
商売道具という言葉では安っぽすぎますが、
彫師の一番大切な道具。
tattoo machine。

ミッキーシャープスというイギリスのメーカ-のものを愛用しています。
4台写っていますが、すべて違うマシンで
ライナ-(筋彫り)、シェーディング(ぼかし)、カラー、つぶし用と
それぞれ用途に合わせて使います。
マシンセッティングは彫師によって色々。
自分の彫り方に合わせ、自分の手の一部になるよう、様々な工夫が施されていることが多いです。
板前さんの包丁と同じですね!
買ってきて、ホイ彫れます。。。というものではありません。
マシンも彫師の癖に馴染んでいく感じです。
無機質なマシンですが、自分のマシンだとフィット感があるのです。
ちなみに本体の重さは250g前後。グリップなどすべてセットした状態だと300gくらいになります。
缶ビールより少し軽いくらいですね。何時間も握っていると、結構キツい時もあります。
筋彫りはしっかり均等なラインが彫れるように、肌への当たりは強めです。
逆にシェーダーは薄くきれいにぼかしが出るよう、当たりは柔らかめ。
筋彫りは痛くて、ぼかしが痛くない。
背景には、こんな秘密があるのですね。
彫師の相棒、ご紹介しました┐( ̄ヘ ̄)┌