どんぶり/総身彫り。。。
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2024年2月21日
KANです。
タトゥーをたくさん彫っている人は
もちろんタトゥー自体が好きということもあるんだけど
相性の合う彫師に出会ったという一面もあるかもしれません。
こちらのお客さん、>>youtubeにも出ていただいた方でして、
8年前に初めてお越しいただきました。
他店で彫られた右胸〜腕の龍、それを九分まで延長したいとのこと。
それは自分担当ではありませんでしたが、
右腕と左胸以外、それ以降すべて担当させていただきました。
左腕仕上げて、次は背中。
どうせなら甲羅で仕上げよう!
胸割りにしたくなりましたか。
足首までいくんですか?
え?どんぶり!?
そんな感じで彫り進めていきまして、
漢字タトゥーのいくつかはウチの若い彫師に任せていただいたり…と
本当に良いお付き合いをさせていただいております。
総身彫りは彫師にとってよくあることではなく、
人間として信頼してもらい、
約束を守り、必ず彫り場に居るという確信がなければ任せてもらえません。
そういう意味で彫師にとっては、特別なお仕事なんだと思っています。
ここまで仕上げるには数年間、痛い痒いの連続ですし、
お金だってとてもかかります。
お互い数年にわたって健康管理をし、事故の無いよう生活し、
いつも万全の状態で進める。。。
世間には眉をひそめる人もいるでしょうが、
お客さんと彫師にとっては、かけがいのない時間と彫り物なんです。
(言葉にするには難しい^^)
自分にとって彫師でいられたことは、本当に良かったと思います。
Sさん、細かいタッチアップも引き続きよろしくお願いいたしますm(_ _)m