炎三昧
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2022年4月4日
ちひろです。
先日仕上がった不動明王。
仏教と、インド神話が、頭の中で
いつもごちゃごちゃしてしまうのですが、
最終的につながっているんだと
感じながら描いています。
背負っている火炎は『迦楼羅炎(かるらえん)』と呼ばれて
インドの神話の迦楼羅天(鳥類の王)そのものだと言われています。
資料として集める木彫りなどの不動明王像でも、
よく見るとクチバシのようなものが彫られていて。
今回の絵では、火の鳥のような表情を描いています。
特に、背景に時間をかけた作品です。
こちらは、地獄の絵。
リクエストから、お客さんが大好きな時代劇、
【必殺橋掛人】の、布の柄をモデルに描きました。
そして、この絵をたどると、
これは国宝、地獄草紙・餓鬼草紙の絵です。
地獄絵図って言葉をよく使っていたけど、
地獄ってなんだろう、どんな所だろう。
地獄の世界は階層構造になっているそうです。
何千年もかけて、、、
本当に怖い。