誕生花のお話*

 

 

EMMIEです。

 

 

先日、長く勤めた職場を退職してきました。

 

「誕生花かイメージに合うお花をあげようかと思ったけど、EMMIEちゃんってなんか『枯れない』感じしたから」と多肉植物をいただき、自室に緑が増えて可愛い毎日です。(枯れない感じってなんだろう…。)

 

 

そのついでに「そういえば、自分の誕生花ってなんなんだろう?」とふと思って調べてみたんですが、サイトによって花も、花言葉も、いろいろと違う…。

 

 

そんなわけで今日は誕生花について調べてみました(^0^)

 

 

 

 

そもそも、一体「誕生花」って誰が決めたんだろう?と調べてみると、いくつかヒットしました。

 

 

まず日本のWikipediaによると、

 

「誕生花(たんじょうか)は、生まれた月日にちなんだ花のこと。古来より花や木などの植物には神秘的な力が宿ると考えられており神々や暦と関連付けられたものと考えられているが、誕生花そのものの概念・起源や、誰が決定しているのか等その由来は国や地域によって諸説分かれており、根拠とする神話や伝承、風習、開花時期等によってどの月日にどの花が割り当てられているかはまちまちである。 」

 

 

 

さらに、”Birth Flower”のwikipediaには下記のような記載がありました。

 

“In a cultural sense, flower characteristics such as appearance, color, and scent, have relevance as gifts.

It is believed that the Romans started celebrating birth and birthdays using flowers.

Seasonal flowers were used not just as decoration, but also as gifts and, therefore, can probably be credited with the tradition of birth flowers.

Some have been inspired by this tradition to create lists that associate a birthday flower with each of the days in a year.”

 

 

意訳すると、

 

「見た目、色、香りといった花の特徴は贈り物を選ぶ際に重要視されるようになり、古代ローマ人は誕生日を花で祝い始めたと言われており、それまで祝い事の飾りであった季節の花が誕生のお祝いとしても送られるようになったことが、誕生花の由来と言える。この伝統に基づき、月だけでなく各日に対して誕生花を選定するものもいる。」

 

とのこと。

 

 

つまり、誕生花は『贈り物には花を』の文化が広く大きく発展して、現代に根付いたもののようです。

 

 

 

日本においてよく目にする誕生花は、日本の代表的な園芸研究家の方々が選定したものだそう。

 

世界的には(もちろん国内でも)、季節に合わせたり、その国で買うことのできる品種を考慮したり等、お花屋さんが独自で決めることもあるとのこと。

 

 

だからサイトや本によって違いがあったり、日にちによってその数がまちまちだったりするんだそうです!

 

 

 

 

そして「花言葉」はというと、

 

「植物に象徴的な意味を担わせる伝統は世界の多くの文化が持っているが、現在行われているような花言葉の慣行は、とりわけ19世紀の西欧社会で盛んになった。

その起源については不明な点が多いが、フランスの貴族社会では、19世紀初頭には草花を擬人化した詞華集が人気を博し、草花と特定の意味の組み合わせ例を示した手書きの詩作ノートが貴族サークル内で回覧されていた。(中略)

1819年頃に出版されたシャルロット・ド・ラトゥール『花言葉』 (Le Langage des Fleurs)は、こうした流行を背景に登場した最初期の花言葉辞典である。

ラトゥールは独自の花言葉を270超のリストにまとめているが、その命名手法の特徴は、大きく2つに分けられる。

第一は、その植物の外形や香り・色・生態といった植物の性質・特徴を言葉で表現しようとする観察重視の姿勢。(中略)

第二は、西欧社会で草花が積み重ねてきた文化史的伝統を、一つの単語に凝縮して形容しようとする文化史重視の姿勢である。(中略)」

 

 

 

長々とした引用になりましたが、要するに「擬人化したらこんな性格だろ!」というのが始まりと言われているようです。

 

なんと分かりやすい…。

 

 

日本へは明治初期に輸入され、日本独自の花言葉と共に発展していったようです。

 

 

 

こちらもやはり「公式」は存在せず、様々な言葉が存在するそう。

 

ともなれば、誕生花にしてもその花言葉にしてもたくさんあってしかるべきというか…。

 

 

「どれを選んだらいいのー!」ってなると思いますが、占いと一緒で、自分の好きなもの、気に入ったものを選べばいいのだと思います(*^^*)

 

選ぶ楽しみもあっていいかもしれませんね。

 

 

 

 

 

ここからは余談ですが、366日それぞれに花を割り当てているのは実は日本と韓国だけのようで、英語で検索する限りではありますが、欧米では月ごとが主流みたいですね。

“Birth Day Flower” と英語で調べると、KoreaとJapanが多くヒットしました。

 

 

お祝い事で花束を贈ることが多いのも、よりこういう文化が根付いた理由なのかも。

 

誕生日の花家紋なんかもあるらしく、めっちゃかっこいい!

 

 

 

調べるとまだまだ「誕生日」にちなんだものがたくさんあって、さりげなく彫るモチーフとして色々見てみるのもいいかもしれませんね(*^^*)

 

 

 

 

 

今回調べた結果としては、誕生花も花言葉も「誰かの創作」ということになりましたが、そのどれもが「贈り物」を前提に考えられていると思うと、どんな創作でも素敵だなと思います(*^^*)

 

 

ぜひお気に入りのモチーフを探してみてくださいね☆

 

 

 

 

私の誕生花はスターチス☆

スターチスの下絵