ワットバンプラのワイクルー2019

キョウヘイです。

 

今回は2019年3月16日に行われた、

ワットバンプラのワイクルーへ、

タイスタジオのマネージャー、

ビウと参加してきました◎

 

ワイ(祈り)クルー(師)という、

お祭りで、

お寺の中にはたくさんの人が。

みんなが見つめる先には、

大きなお坊さんの像。

その前で、

たくさんの僧がお祈りを捧げています。

彼はタイで有名な

ルアン ポー プンという僧で、

彼に向かって祈りを捧げています。

 

ワイクルーに合わせてなのか、

バンコク市内を走るタクシーの内装にも、

彼や、サクヤンのヤント(護符)が

プリントされた小さなタペストリーが、

吊るされていました。

ルアンポープンは、

カーンジャナブリー県の森林で修行中、

虎と立ち会ったことから、

 

ワットバンプラの入り口や、

様々なデザインに虎が引用されています。

 

ビウによると、

虎のヤント(護符)は、

権威、偉大な姿などのサインだそう。

境内の多くの人が、

ルアンポープンやサクヤンの、

描かれたシャツを着ていました。

本当に尊敬されているよう。

 

境内にはスピーカーを通した声が響いています。

(お経的なものかと思いきや、ビウに聞くと、

「混みあっているので、スリに気をつけて。」

などの注意アナウンスだったようです)

お祭りというよりは、

お祈りのための集会という印象。

 

このお寺はサクヤンと深い関係があり、

このお祭りも、

「憑依祭り」や「奇祭」

として紹介されていたので、

気になっていました。

というのも、お祈りの最中、

それぞれが身体に彫っているサクヤンに関係した動物が、

自身に乗り移ってしまうようで。。。

サクヤンには虎や亀やワニやトリ、

高僧や神々など様々なデザインがあるのですが、

乗り移られた人々は、

それぞれの動物になりきり、

一直線に正面の像へ向かって駆け出します。

様々な場所から、立ち上がって走り出すので、

逃げきれない場所に立っていると危険です。

 

ぶつかったこともあるのですが、

吹き飛ばされるほど全力で、

手加減0でした。

前線は、受け止めるための人

(セキュリティや、

サクヤンのたくさん入ったベテランのような人)

が待ち構えていて、

みんなで体を張って必死に受け止めます。

 

タイミングによってはバーっと一斉に、

大勢が立ち上がる時もあり、

周囲のリアクションも、

「おぉ!イケイケ!!

といった感じ。

 

ムエタイの試合前にも、

ワイクルーラムムアイ(戦いの舞)

という舞が行われますが、

 

今回のワイクルーも

それぞれの動きや構えは、

ある程度決まっているようにも見え、

 

身に刻んだサクヤンへ対して、

「動物が憑依するほど信仰、感謝している。」

といった、一種の舞や鼓舞するような動きなのかな。

とも感じました。

 

ぱっと見は確かに噂どうりの異様な光景で、

大満足。

放水が終わりの合図で、

みんなでワイワイとお水を浴びに行きます◎

 

お祈りが終わった後は、

広場から進んだお堂前で、

ジュースや、ご飯、

お菓子が振る舞われます。

どれも美味しそう。

 

ビウによると、

お寺からみんなに振るわれるもので、

食べ物はどれも無料。

寄付や修行に近い感覚だそう。

(すごくざっくりです)

 

奥のお堂内や、建物の外では、

引き続き、お祈りや

サクヤンを彫っている人たちも。

(お坊さんもサクヤンとタトゥーだらけ。)

デザインは指定できず、

お花などのお供え物をして、

一言二言、言葉を交わした後、

背中を向けてすぐにその場でスタート。

 

聖地と言われる場所での、

実際の施術。

 

不思議な感覚になりました。

 

早めの時間に現地へ向かいましたが、

お昼前の時間には、解散の雰囲気で、

自分たちも帰路へ。

 

とても面白い体験でした◎