快晴、EMMIE、ひとりごと。
EMMIEです。
今日はちょっとひとりごとブログ。
「入れ墨」、「タトゥー」の業界にやってきてまもなく1年が経とうとしています。
お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、新年の節目のタイミングでスタジオにおける立場と役割を改めて相談させていただき、引き続きストローカーへの在籍はしつつも「彫ること」から離れる運びとなりました。
応援してくださっていた一部の方より心配のお声をいただいていたようで、心苦しく思います。
その節は本当にありがとうございました。
そんな私の話をいま、ちょこっとだけしてみようと思います。
初めて「仕事」を経験したのは多分小学生の頃だったと思います。
その当時、地元の商店街はちょっとした規模の夏祭りを毎年開催していました。
別地区からも人が集まるので人ももちろん、かなりの出店数。焼きそばに綿菓子に、射的に金魚救い…。
とんでもなく大きく見えるそのお祭りが、小学生の私にとって天国そのものでした。
しかし、楽しいことは山ほどあっても、とても小学生のお小遣いでは回りきれません。
どこの出店に行くかで悩んでいたとき、「お手伝いしない?」と声をかけてくれたのがゲームコーナーを営んでいた友人のご家族でした。
所詮小さな夏祭りの出店です。
知り合いばかりで接客なんてあってないようなものですが、大人たちは小学生のわたしたちに「元気よくお客さんを迎えてほしい」とだけ伝え、なんと接客を丸投げ。(笑)
お店番なんてしたこともない私たちは焦ります。
「バカ殿さまの真似する?」
「変な踊りしたらみんな笑うかな?」
「楽しいゲーム屋さんですってみんなで叫ぼう」
しっちゃかめっちゃかで手探りなまま、かなり頭を悩ませながらその日は店番をしたのですが、幸いにも小学生なんて箸が落ちるだけで楽しく笑えるお年頃。
私たちのしょうもない作戦でも功をなしたのか、なんだか賑わいを見せたように思いました。
ひと段落した時、大人たちはお駄賃として自分たちでは変えない量のお好み焼きをくれました。
今思えばただうるさいだけの子どもだったでしょう。
それでも「お客さんをたくさん呼んでくれてありがとう」、「賑やかでよかったよ」、そして、
「みんな喜んでくれたね」
と手渡された暖かいそれが、とんでもなく美味しかったのを今でも覚えています。
お客さまの喜ぶ顔が見たい。
人の役に立つことがしたい。
この世界にはずっと興味がありました。
美容部員として、カフェ店員として、他にもいろんなことに手を出しつつ「お客さまのニーズに応え、笑顔になっていただく」ことを仕事にしてきましたが、その最たるものがこの世界なんじゃないか?と理想を抱いてやってきた世界。
「なんだよ、思ってたのと違うじゃないか」と感じることも正直あったのは事実です。
(どの業界においても言えることですが、理想というのは高くついてしまうものですから、誰かが悪いということはなく、仕方がないのかもしれませんが。)
そして最後に出会ったのが、ここストローカーでした。
わたしはここがとても好きです。
彫り師である先輩方の卓越した技術ももちろんですが、お客さまと、人と向き合う姿がとても好きで、心の底から尊敬していて、もう一度皆に頭を下げてここにいます。
わたしがこの先お客さまにとってのファーストコンタクトとなった時。
わたしでなくても、わたしの後輩となる人たちがその立場となった時。
どんな時でも、「このスタジオに相談してよかった」と思える場所になっていたら良いなと思っています。
わたしがこのスタジオが好きだという思いを、この先出会う皆さまにお伝えするにはどうしたらいいか、その機会をいただけたことを改めて嬉しく感じています。
「彫ること」からは離れていますが、彫ることを楽しむ皆さまのお力添えとなること、そして、笑顔になる手助けをさせていただけるようこれからも尽力してまいります。
この世界についてまだ十も知らない未熟モノですし、ストローカーに来て最も日が浅く、まだまだ至らぬ点もあるわたしですが、どうぞ引き続きご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
あ、そしてまだまだ空っぽですが、個人インスタもちょっとずつ更新頑張ります♪
よかったら覗いてみてくださいね(*´-`)
ちなみにこの子供の頃の思い出が高じて、大学時代はお祭りサークルに所属してた…のはまたいつかお話しするかもです。(笑)
ひとりごと、おわり♪