見習い応募、面接について

 

こんばんは、HARUです。
今回のブログは少し辛口になります。
乱文ご容赦ください。

 

 

ここ1年ほど見習い応募の面接を担当させていただいているのですが、あまりにも酷すぎます。

 

 

そもそも応募のメールの時点で自分の名前すら名乗らない人は一体何なのでしょう?

また、面接時に理由にもよりますが遅刻する人、更には面接時刻を過ぎてから到着が遅れると連絡を入れてくる人もいました。

それと、面接中にスタッフがスタジオ内を案内している間にタバコを吸う人までいました。

 

 

 

こういった人達は普通の企業の応募や面接でも同じようなことをするんでしょうか?

タトゥースタジオだからといって舐めてませんか?

軽いアルバイト感覚で応募してきていませんか?

 

 

2月に公開されましたYouTube「じょぶめんたりー」や過去のブログなどを見ていただけると分かると思うのですが、彫師は職人仕事です。

我々が募集しているのはアルバイトでは無く見習いです。

むしろその辺のアルバイトよりも大変ですし、我々もストローカーで培ってきた技術を何処の馬の骨かも分からないようなちゃらんぽらんな人間に教える気はないので、伝承する相手はかなり厳しい目で選んでいます。

 

 

その為、メールの時点での言葉使いや面接中の相手の目や、言動の一つ一つちゃんと見ています。

皆さん口を揃えて本気ですと言いますが、本気じゃない人間はすぐ分かります。

 

私の好きな言葉に、「言葉は嘘、真実は行動」
という言葉がありますが、全くその通りだと思います。

口では本気です本気ですと言うことは簡単ですが、実際に行動で示すことの出来る人間はかなり少ないのではないでしょうか?

 

 

 

また、なぜ彫師になりたいのか尋ねると皆さんよく

「かっこいいと思ったからです」

と言います。

 

ひとつ言わせてください。

 

彫師がカッコイイというのと、貴方がカッコイイ彫師になれるかと言うのは全くの別問題です。

 

 

更にいうと、彫師はあなたが思っているより地味で大変で一生努力が必要な仕事です。

その大変さをお客さんの前で出すことなく努力を出来る彫り師さんがカッコイイのです。

 

たしかに同窓会等で友達と会った時に、「お前仕事今なにしてんの?」って聞かれた時に「彫り師やってるぜ」って言うと格好がつくのかも知れませんね。知らんけど。

 

でもそう言った手前、作品のクオリティも低ければ人間性もちゃらんぽらんだった場合、死ぬほどダサくないですか?

 

彫り師になったからと言ってカッコイイ彫師、カッコイイ人間になれると思ったら大間違いですよ^^

 

 

 

また、当スタジオを選んだ理由を尋ねると、

「彫り師見習い募集で検索したら募集してたからです」

という人がよく居ますが、つまり貴方はうちが募集して無ければ別にうちには来なかったということですよね?募集していればどこでも良かったということですよね?

 

また、既に他のスタジオさんでタトゥーを彫っている子が

「タトゥーを彫られた時に、彫師に憧れるようになりました」

と言うことがありますが、じゃあなぜその感動したスタジオさんへ応募しなかったのですか?と聞くと「募集してなかったからです」と皆さん口を揃えて言います。

 

 

その行動ってその彫師さんに対して大変失礼だと思いませんか?
貴方の感動やその彫師さんやタトゥーに対する気持ちはその程度だったということですか?

 

また、その彫り師さんに応募したけど今募集してないからと断られたという人もいました。

既にブースがいっぱい、本当に見習いを取っている暇がない等、スタジオさんでそれぞれ理由はあるでしょうが、仮に募集していなかったとしても、貴方の元で彫師になりたいんですという本気度が、絵の数やクオリティ、発言や行動でちゃんと示すことが出来ていれば、「この子をうちで彫師に育て上げたい!!」と思っていただけるはずですよ。

 

まず自分を見習いとして取ってもらえるような努力も出来てない上に自分が失礼な言動をしているという自覚も持ってすらいない時点で貴方は彫師に向いていないので辞めた方が良いです。

 

そして、うちは見習い募集はかけていますが、募集さえしてればどこでもいいやと思っているような人間は求めていません。

 

そういう失礼な奴らは自分本位で動く人間で、タトゥーの彫り方さえ教えて貰えれば誰でもよくて、少し彫れるようになったら師匠が今まで培ってきた&伝承していただいた技術や歴史、スタジオの信用、肌と人生を提供してくださっ た方々になんの義理も感謝の気持ちもなく飛んでこそこそとタトゥーを小銭稼ぎと承認欲求を満たすための道具に使うんですよ^^

 

 

ちょっと絵が描けるからと言って、絵の仕事したい!彫師ってかっこいいから彫師になろう!と簡単な気持ちで来るそこの貴方。

貴方の自己中心的な考えに、お客さんの人生や師匠や先輩達の培ってきた信頼と歴史を巻き込まないでくださいね^^

 

本当に簡単に努まる仕事では無いんです。

 

さて、他にも色々と言いたいことは山ほどありますがあまり長くなりすぎても良くないので、続きはこれを読んだ上で面接に来てくれたそこの貴方に直接お話しますね。

 

尚、面接時に「ブログやYouTube等見てなかったです」「そもそもある事を知りませんでした」という人もいるわけですが……笑

 

 

そして、これだけ長文を書いた上で「じゃあオメェはどうなんだよ!」と言われそうですが、少なくともちゃらんぽらんな人間に落ちぶれてしまわないよう日々努力は怠らないようにしているつもりです。

 

また、よく施術時になんで彫り師になりたいと思ったか聞かれることがあるのですが、お客様に気を使わせてしまっても仕方がないのでいつも簡潔にお答えしておりますが、少なくとも10個前後は事実に基づいた理由があります。

 

私の志望動機や面接時の話等については改めてどこかのタイミングでお話することが出来たらと思います。

 

以上、長乱文で失礼いたしました🙇🏻‍♀️
これまでの20年、これからの20年も素敵なスタジオにしていけるよう尽力して参ります🫡