見習い彫師の壁 Season 2

見習い彫師の壁 Season 2

SHUNです。
前回の『見習い彫師の壁』
に続きまして、
今回は、
ちひろさんに肌を貸して頂きました。

男性と女性とでの、
肌質のきめ細かさの違い。
皮膚を張るときの柔らかさ。
腕の細さ。
男性を彫る感覚とそんなに変わらないだろうな…
と、実際彫ってみると全然違いました（汗）
デザインにおいても、
どうやったら可愛いと喜んでもらえるのか、
また彫る部位に合わせるのと同時に、
女性の場合は体のラインが綺麗に見える様な、
デザインの構図を考えるのも大切です。

今回は二の腕の内側に。
ここはかなりの痛ポイント（汗）
目も背けたくなりますね（汗）
痛みに耐えてまで、
肌を貸してくれたちひろさん。
すいません…（汗）

このような痛ポイントを彫る時の気遣いなども含めて、
今回もかなり収穫のある勉強になりました。
自分の練習の為なのに、
限りある肌を貸してくれたり、
自分が入れたいデザインなんかを快く描いて頂き、
それを彫って貰いながら、丁寧に教えてくれる。
自分の足を練習台にして彫る時も、
マシンのトラブルや、
分からないことがあっても大丈夫なように、
夜遅くまで付き添ってくれたり。。。
そんな先輩彫師達に囲まれて、
毎日時間も足りないくらい勉強出来て、
自分は本当に恵まれている環境で、
刺青に向き合っていられてるなと思いました。
また、
常連のお客さんからも
「応援してるよ！」
「デビューしたら彫っていいからね！」
沢山の励ましや、
有り難いお言葉を頂きます。
そうやって自分が沢山学ばせてもらった知識、
受け継いだ技術、
自分にかけられている期待も、
全部背負って、
そして100倍にして感謝を返せるように、
頑張って行きたいと思います！