麻の葉模様
こんばんは!HARUです。
ゴールデンウィークも明け、だんだんと過ごしやすい気温になってきましたね☀️
さて、今回ご紹介するタトゥーは、
以前お入れしたヒョウ・牡丹・桜・フクロウ・ジオメトリックの作品に、今回は背景として【麻の葉模様】をプラスした作品です。
(※上部のトライバルは他店様の作品です)
模様が下から上へとグラデーションで徐々に薄くなるように仕上げ、より奥行きと神秘的な空気感を演出しました。
このようなグラデーションを効かせたジオメトリックパターンは、ドットで地道に模様を彫っていく必要があるのですが、
「ドットのつぶつぶ感がちょっと苦手…」という方もいらっしゃるので、今回は“つぶ感”をできるだけ抑えた、細やかで繊細なドットワークで仕上げました◎
Instagramには前腕全体のバランスが分かる動画も載せておりますので、是非そちらもご覧になってみてください📹
さて、皆さんは【麻の葉】にどんなイメージを持ちますか?
【麻の葉】と聞くと、
“大麻っぽい?”
“なんかワルそう!”
なんてイメージを持たれることもありますが、実はこの【麻の葉模様】、古くから日本人に愛されてきたすごく縁起のいい、”お守り”のような文様なんです🍀
■ 麻の葉ってどんな模様?
麻の葉模様は、六角形をベースに放射状に広がる幾何学柄。
クールでスタイリッシュな印象ですが、これは麻の葉っぱの形をモチーフにしています。
麻の植物は、まっすぐ、すごいスピードでぐんぐん育つ強い植物。
それに因んで「子どもが健康にすくすく育ちますように」と願いを込めて、
昔の人たちは赤ちゃんの産着や着物にこの模様を使っていたそうです🤱
鬼滅の刃の禰豆子の着物の柄もこの麻の葉模様ですね👀
■ 実は“魔除け”の意味もある
この尖った幾何学模様は、邪気を寄せつけないと信じられていて、
お寺の天井や、武士の持ち物、建物の装飾なんかにも使われていたそうです。
つまり、麻の葉=「祈り」と「守り」が込められた文様なんですね🍀
ちなみに、魔除けとして使われる和柄は他にも、
【鱗紋】
【籠目】
といったものがあります。
どちらの模様も麻の葉模様と同様に、尖った形が特徴的ですね🔺🔺🔺
今回のように背景にジオメトリックパターンでお入れしたり、和彫りでも人物や菩薩、観音様のお召し物にお入れすることのある日本の伝統的な文様。
日本の文様って、実は一個一個にちゃんと意味があるんです。
見た目が好み!という選び方でもでももちろんOKなんですが、もしどの模様にするか悩んでいたり、“意味のある模様”を肌に刻みたいって思っている方に、麻の葉模様はすごくおすすめです◎
その他の模様でも、どんな意味なのか?、タトゥーのデザインとしてみた時に合うのか?等など、ご不明な点があればお気軽にご相談ください😊
以上、今週のHARUでした!