細いタトゥー針、太いタトゥー針。。。


KANです。

 

ここ数日、

昼から晩まで彫っていることが多く、

その後、下絵や雑務をしているので

少々寝不足気味。。。

でも、ありがたいことです。

 

さて今日はブラックアンドグレイ、

ぼかしのタトゥーを4点ほど

針のウンチクも含めてご紹介。

 

 

まずはネコのタトゥー。。。

 

ネコタトゥー メモリアル

この方、タイ旅行のついでに!と

バンコクスタジオまでお越しいただきました。

本当にありがたいです。

こちらの筋彫りは3本針を使用。

針が細いと繊細な雰囲気になりますよね。

 

 

続いてこちらバージンマリー(聖母)。。。

 

マリア、バージンマリーのタトゥー

大きな手術痕があり、

それを隠すように彫らせていただきました。

こちらも3本針。

ただ薄いインクで線をひいてますので、

肌が落ち着くと、筋彫りが薄く見えにくくなります。

写実的な仕上がりを狙う時には

こういう手法をとります。

 

 

肘下に帆船。。。

 

帆船、船のタトゥー

こちらはオールドスクールな雰囲気で

とのリクエストでしたので、9本針を使用。

細い針を9本束ねたものをイメージしてください。

結構太いですよ^^;

 

 

モヒカンスカル。。。

 

モヒカンスカルタトゥー

こちらは5本針。

細すぎず太すぎず、

自分はこの本数を使うことが多いです。

ちょうど1ヶ月経過の表情を

撮らせていただきました。

 

 

細いとリアル、太いとポップ。

ザックリ言うとそんな感じ。

 

筋彫り用の針も、たくさんの種類があるのですよ。

1本、3本、5本、7本,,,と

ある程度までは奇数で増えていきます。

太いと痛い?細いと痛くない?

そういうわけでもありません。

部位やマシンセッティング、デザインによっても

痛さは変わります。

 

 

お客さんから針の太さのご指定を受けるということはまず無く、

あくまでも彫師自身が

デザインや部位をふまえ、

仕上がりをイメージして選ぶもの。

その太さによって、

同じデザインでも雰囲気は変わります。

 

なので「リアルめで!」とか「ポップな感じで!」とか、

そういう感じでリクエストいただければ、

それに合わせて針を選び、彫らせていただく。。。

という流れですね^^

 

 

作品からは分からない針の本数。

ご紹介させていただきましたm(_ _)m