土を耕せ。種をまけ。

KANです。

 

自分の仕事はもちろん彫師なのだけど、

スタジオ運営すべてに責任を持っている以上、

いろいろと役目があります。

 

一番難しいなぁと思うことは、

人を育てるということ。

オープン以来、

何が一番大変かと聞かれれば、

間違いなく「人」と答える。

ストローカーの事を考えている時の

8割は、人について。

 

今いる彫師たちは20代が多く、

人としてまだまだ荒削りな中、

お客さんに接している。

ストローカーは30代〜50代のお客さんが少なくなく、

当然、人生経験も豊富。

 

そういう舞台の中で、

おごることなく

人としての鍛錬を怠っていないか?

彫師という職種にあぐらをかいて

ぬるま湯につかってねぇか?

彼らにとって何が必要か?

アメか?ムチか?,,,

簡単に言うと、

そんなことばかりを考えているわけです。

 

どんな仕事でも

要領の良い奴もいれば、

頑張っているのに

結果が出せない奴もいる。

 

要領の良いというのは、

壁にぶち当たる機会が少なく、

ある意味損をしているワケわけで、

結果が出せないというのは、

「頑張った気」になっているがゆえに

結果が伴わないのかもしれない。

 

それをどう気づかせ、

どうプラスにしてやるか。

人生という大きな器で考えると、

職業は違えど、仕事を通じて

自分を作ってゆくのは共通だから。

 

人生のある一時期

一緒に仕事をしているだけと

割り切れることが出来ればいいんだけど、

彫師は相手あっての仕事であるし、

まずお客さんの「こうあってほしい」を考えると、

他人事のようにもいかないんですね、

プロですから。

 

,,,と綺麗事ばかり並べましたが、

時には心が折れそうになります。

 

彫師として作品の質を見守っているだけなら

どんなに楽だろう(笑)と。

嫌われようが、義理欠かれようが、

言い続けるのはなかなかチカラのいることだけど、

自分が投げ出したらおしまいだと

奮い立たせている今日このごろ。。。

 

松下幸之助の言葉は本当に響く。

まずは自分が変わることだな。

押忍。。。

 

michi