和彫り龍、袖三分から袖七分へ


KANです。

 

 

今日は和彫りの作品を。

昨年夏に仕上げさせていただいた袖三分の龍。

> 紹介ブログはこちら

 

今年に入り、袖七分にしたいの相談を受けました。

和彫りのガク(額)というのは、

継ぎ足せるように彫るのが基本。

胸にタイコを足したい…

腕の額と背中を額でつなげたい…などなど

延長されることもあるだろうと

それを踏まえて見切りを彫ります。

もちろん例外もあり、

現在では彫師の自由な発想で

額をきることもありますけどね^^。

 

自分が彫ったものであれば、

当然延長するのも比較的簡単。

 

和彫り龍、袖三分から袖七分へ

和彫り龍、袖三分から袖七分へ

少々悩んだところもありましたが(汗)、

無事筋彫り完了。

 

あとは袖三分だったことを

いかに分からなく、

どれだけ自然になじませていくか。。。

 

和彫り龍、袖三分から袖七分へ

途中経過です。

期間がそれほど空いていなかったのが

幸いし、キレイに馴染んできました。

 

 

肩の後ろの見切りも

背中に額をつなげることを考えて

おさめてあります。

 

和彫り龍、袖三分から袖七分へ

色飛びが少しだけありますので、

これは今後無料にてお直しさせてもらいます。

 

和彫り龍、袖三分から袖七分へ

時間も手間もかかりましたが、

ひとまず袖七分への延長計画、無事終了。

Mさん、しっかり通っていただき

ありがとうございました。

またご縁がありましたら、

どうぞよろしくお願いいたしますねm(_ _)m