その両腕には何が彫られてるのか?
KANです。
両腕びっしりと入ったタトゥーを見ると
自分も気になってしまいます。
何を彫っているのだろう?
ジロジロ見るのも失礼だし、
気安く聞けない…でも知りたい。。。
今日はまだ進行途中ではありますが、
ひとまず両腕が仕上がりましたので、
どんなモチーフを選んでいるのか?
何処に何が入っているか?
簡単な説明を添えて、
参考になるようなブログにしたいと思います。
左上腕の龍とトライバルは
若い頃に他のスタジオで彫られたそうです。
自分が初めに担当させていただいた
お題はTWO FACE。
ダイスやノーティカルスターを散らし、
3月にスタートしました^^
まずは肘下から埋めてゆくことに。
内側には富士山と旭日を。
カードにはさりげなくニックネームを。
肘はご希望のアイアンクロスを中心に
蜘蛛の巣仕上げ。
最後にダルマを入れ、元々の背景になじませて
一本埋まりました^^。
そのまま右腕へと進みます。
こちらは肩から手首へ、
下に向かって入れてゆきました。
まずは紳士と淑女。
3つのダイヤモンドはカラーで。
これにも意味があるそうです。
肘下は帆船メイン。
左腕のノーティカルスターに合わせて、
右腕は羅針盤を同じ場所へON。
肘下の内側には灯台を。
脇の下にスペースが余っていましたので、
ここにはプレイハンズ祈りの手。
帆船に合わせて、クロスではなくアンカーのロザリオ。
せっかくなので服の袖は
セーラー(水兵)にアレンジしてあります。
…と、簡単にご紹介させていただきました。
ちなみにお客さんも自分も、
この完成形を頭に描き
彫り進めてきたわけじゃありません。
毎回彫りたいモチーフと部位を決めていただき、
次回までに下絵を描くという流れ。
「何を彫ろうか」
仕上がりつつある腕を見ながら、
次なるモチーフを考えるのは
至福の日々だったと思います^^
彫りたい柄、生涯大切にしたい思いを
彫り足していけたら,,,と考える方って
結構多いと思うんです。
彫師の作品である前に、
タトゥーはその人のモノ。
それが大前提で、お客さんのリクエストに
応えていければいいなと。
構図やバランス感など、
ある程度彫師に任せてくれると
さらに嬉しい^^;。
デザインタッチさえブレなければ、
どんな柄でもマッチさせますので、
遠慮なくわがまま
言っていただければと思います。
いかがでしょう。
参考になりました?
最近、Twitterに日々の施術途中経過を
アップするようにしました。
こちらもお楽しみに☆
世界に一つのタトゥーを。。。(^^)/