前へ進もう!

KANです。

 

気持ちの整理がついてきましたので、

事の経緯をお話ししたいと思います。

町田スタジオの彫師が辞めたことについて。。。

お客さんからも、若干不信感があるという声を

いただきました。

お客さんが納得していない状態を

このままうやむやにするのは、

自分としても本意ではありません。

ただ個人的な事項もありますので、

抽象的な表現になる部分については

ご了承いただければと思います。

 

 

12月半ば、彼から辞めたいとの話があり、

聞けば、ある人物と一緒にスタジオをやってみたいとのこと。

新たなステージを目指すということに

何ら不満もないのですが、

「ここで真の大人としてのあらゆることを学び、

そして己の足で立て」

というのが、自分の方針。

これは全員に伝え、

常に叱咤激励し、

彼らと向き合っているつもりです。

もちろん、

あらゆる業種で独立または共同経営を,,,というケースは

よくあることではあるのですが、

この生業では、特に厳しくありたい。

独り立ちするということではない以上、

ストローカー卒業というのとは、

少し違うかなと感じました。

 

 

今まで乗っていた船から、隣の船に乗り移るというのであれば、

荒波狂う中に飛び込み、自身の力で泳ぎきってみせよ。

その船への乗船準備ができるまで

こちらの船で漕ぎ続けるということは、

自分の主観では、やっぱり甘い。

そして、今頑張っている彼らにも示しがつかない。

こういう言い方は、

堅気っぽくなく(笑)聞こえるかもしれませんが、

昔気質といいますか、

彫師はカラダを張った仕事であっていいと考えているから。

 

 

2週間ほど、独りじっくりと考えました。。。

色んな選択肢があったのですが、

心の声は最後まで変わりませんでした。

そして、改めて話をしました。

年内で退社。

急でしたし、大黒柱でしたから、

お客さんへかけるご迷惑も計り知れません。

この点については、自分KANの責任であります。

大変申し訳ございません。

 

 

人には誰しも考え方があります。

彼だって、大いに悩み抜いた上での決断だったと思います。

応援する立場に変わりはないのですが、

彫師として、この先も生きてゆくなら、

甘さを捨て、自分も含めて精進していかねばなりません。

 

 

ブログに載せることは、かなり悩みました。

自分の一方的な解釈が一人歩きすることは避けたい。

片方の意見だけというのは、フェアじゃない。

立場が違う以上、

どちらが正論というわけではないのですから。

ただ、お客さんに対しては

出来る限り誠実でありたいと思う。

不安な声が自分に届いた以上は、

それに対してお応えしようと思った次第です。

 

 

前途洋々な若者たち、

どんなカタチであれ、いつかは巣立つ。

すべてのヤツに栄光あれ。

 

 

 

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